トイ クワッド に嵌った。:RCの基本構成の再確認、空物

【大昔】
真空管送信機、受信機を使って、
ゴム動力サーボ、カム、SW板を併用して、
1CHで、切替していました。
⇒要は、リレー(コイル)の電源を、ON/OFFして、動かした。
トランジスタの汎用化が出来る様になり、
ボリューム(ポテンションメーター)を使用した、サーボが登場する。
⇒サーボによる、制御が主流となる。
 サーボの登場により、エンジンヘリが飛ばせる様になる。(超難しい時代)
 ラジコンの大衆化。
大昔の無段変速は、
ニクロム線の上のスライダを、サーボで動かして
無段変速と称していました。
【サーボを動かす】
サーボ
電池
ESCテスター(PWM発生器)
PWM出力の受信機

サーボ&サーボテスタの例
 テスタにより、横接続、縦接続が有る様子です。


サーボ&PWM受信機の例
 サーボの先に、物理的に制御する対象を、取り付けます。
例えば、エンジンのスロットル、ラダー、エルロン、エレベーターなど。

【ESC】古くはアンプ:amplifierとも呼ばれるもの。
⇒ブラシレス用は、アンプリファイアしていないので
 アンプと呼ぶのは不適当ですので、ESCと呼ぶ様になっています。
ブラシ用、ブラシレス用があり、
現在入手可能な、単体物は、殆どブラシレス用です。
一部、ブラシ用が残っています。
FCとESCの一体物では、ブラシ用はマダマダ現役です。

 BEC有のSimon-K、ブラシレス用
  BEC 無しの、BlHeli の例、ブラシレス用
  Simon-K 用プログラミングカード例
APM/Simon-Kでは、プログラミングカードが無い場合は、
1個づつESCの設定をしていくことになります。
設定自体は、送信機からの、スティック操作で行います。

ネット検索すると、ESCを、受信機のTHR へ繋ぎ直して、モーターサウンド聞きながら、
各種モード設定を行う様です。めんどくさーw
⇒BlHeli であれば、ちょっと前までは、プログラミング用のUSBドングル経由で
 設定していました。
 現在は、BlHeli 用のWndows アプリから、FCを経由して、設定できます。
 Chrome用アプリもあるのですが、当方では動作していません。
 ファームが古すぎで、FC経由の設定が出来ない場合は、リンカーを使って
 バージョンアップが必要らしいです。(そんな目に遭っていないので不明)

 BlHeli 用リンカー例


【ESCでモーターを動かす基本校正】マルチコプター以外のRC基本構成

ESC(PWM) 、サーボテスター(PWM)

ESC(PWM) 、受信機(PWM)

受信機:送信機からのスティック入力に対応した、PWM出力を行います。
モーター:ESCを経由して、回転制御
サーボ:物理対象に対して制御、ステアリング、ラダー/エルロン/エレベーター

【ESCでモーターを動かす基本構成】マルチコプターのRC基本構成
マルチコプターの場合は、先の構成に加えて、Flight Controller が追加されて、

受信機 ⇒ FC ⇒ ESC ⇒ モーター

の様な構成が、一般的になります。

Flysky-iBUS/SBUS受信機、F4-FC、4 in 1 ESC-20A、Buzz、LEDの例
此処まで来てしまうと、見えない部分が多くなりますが、
その分大変便利になっています。
FCによっては、PWM 出力があるので(無くても、他端子流用で)、
サーボを動かす事も可能です。
Eachine Vwhoop90:Crazybee F3 + サーボの例
https://www.banggood.com/Eachine-Vwhoop90-Brushless-Tiny-Whoop-Tiny-Whoov-2-in-1-FPV-Racing-Drone-with-Crazybee-F3-700TVL-Cam-p-1371399.html?rmmds=myorder&ID=522764&cur_warehouse=CN
⇒この場合の、サーボの電源は、カメラ&VTX用を使っています。
 FC自体にPWMパッドもあるバージョンです。

マルチコプターでは、何故FC を使うのでしょうか?
何故なら、人間は、2本しか手が無いし、、
2個以上の同時操作は、困難だからです。
FCが無い時代のヘリの操縦は、非常に大変だった様です。
送信機の方の設定を含め、飛ばす為のミキシングのコツが種々あって、
初心者は、ホバリング一つ出来ずに、墜落、多大な修理費発生が
普通だった様子です。

現在主流のマルチコプターは、4モーター以上ですよね?
FCを使う事により、各モーターの動作自体を、人間が制御する必要が無くなります。
A:エルロン、E:エレベーター、T:スロットル、R:ラダー
の操作で済むのは、FCが代わりにやってくれる御蔭です。

飛行機は、重心に対して、機体がどう動くかを、制御します。
マルチコプターも、原理は一緒です。が、慣れる迄の感覚が違う様子です。
トイクワッドの部屋飛ばし程度では、機体の姿勢の変化は、感じ難いかもしれません。

エルロン:  A:aileron 、補助翼、横転(roll)、機体を左右に傾ける(バンクさせる)
エレベータ: E:elevator 、昇降舵、機体(機首)を上下(pitch)に、傾ける、
                   機首を上げたり、下げたりする旋回。
スロットル:  T:throttole 、出力制御
ラダー:   R:rudder   、方向舵、機首の向きを左右(yawing)にずらす旋回、

2CH機:スロットル、ラダー機 or エルロン機
 スロットルを開けると、勝手に上昇する様に設定されている。(エレベータ:機首↑と同様の効果)
3CH機:スロットル、エレベータ、ラダー or エルロン
 ラダー(機首右向、機種左向)、エルロン(機体右傾斜、機体左傾斜)
4CH機:スロットル、エレベータ、ラダー、エルロン
※スロットル中立(スロットルカーブ等を設定)
  スティック中立で、直線飛行する様に、調整する。

エレベータ:機首が↑、機首が↓

エルロン機
手を広げて、水平⇒左右どちらかに傾けて(エルロン⇔)、手首を反らすと(機首↑)、
その方向に機体が(目的方向へ)曲がる。手首を折ると(機首↓)機体は、ロールする?

ラダー機
手を広げて、水平⇒左右どちらかに、手先を向ける。推力方向の変化で曲がる。